ハマルとは、おひつじ座で輝く恒星と神話

夜空に輝くおひつじ座の中でも一際明るいハマル。この恒星にはどんな秘密が隠されているのでしょうか。位置や特徴、そして古代から語り継がれる神話まで、ハマルの魅力を深く探ってみませんか?

ハマルの基本情報と観測

ハマルの3つの特徴
おひつじ座で最も明るい星

2等星の輝きを放ち、都会でも観測できる明るさを持つ主星です

🌅
秋から冬が観測の好機

11月から3月にかけて夜空高く昇り、見つけやすい時期を迎えます

🧡
温かみのあるオレンジ色

地球から約66光年の距離で、オレンジ色の美しい光を放っています

ハマルの位置と明るさの特徴

 

ハマルはおひつじ座のα星として知られる恒星で、2等星という明るさを持つため、光害がそれほど酷くない都会からでも観測することができます。アラビア語で「子羊」または「羊の頭部」を意味する言葉に由来するこの名前は、2016年7月20日に国際天文学連合によって正式に承認されました。地球からの距離は約66光年で、これは光の速さで66年かかる距離、つまり約625兆キロメートルに相当します。

 

参考)おひつじ座アルファ星 - Wikipedia

ハマルの視等級は+2.00から+2.01とされ、おひつじ座の中で唯一の2等星であり、最も明るい星となっています。この星の色はオレンジ色で、秋の星座として分類されています。おひつじ座は主にαからδまでの四つの星で構成されていますが、ハマル以外の星は3等星以下の暗い星ばかりなので、都会ではこの星以外を見ることは困難です。

 

参考)https://ryutao.main.jp/mythology_16.html

ハマルを見つけるには、おうし座のすばる(プレアデス星団)とペガスス座の四角形の間を探すのが効果的です。すばるから西へ約20度(手を伸ばして作った握り拳2個分)の位置にハマルが見えるはずです。ハマルとその周辺の星を結ぶと、「へ」の字を裏返しにしたような星の並びが見え、これがおひつじ座の頭部を形作っています。

 

参考)おひつじ座クロニクル

ハマル観測に適した時期と方法

ハマルの観測に最も適しているのは、秋から冬にかけての時期です。具体的には11月から3月が観測のシーズンで、この時期は夜空で最も高く昇るため見つけやすくなります。特に11月の22時頃には、南の空高くにおひつじ座全体が位置します。

 

参考)星の名前の由来や和名、まつわる物語を徹底解説!天体観測のポイ…

夕方から夜にかけて空高いところに昇るため、比較的観測しやすい条件が整います。おひつじ座は黄道十二星座の一つで、うお座の東で輝いているため、季節の星座の移り変わりを感じながら観測できる点も魅力的です。ハマルは2等星と明るいため、月明かりがある程度あっても観測可能ですが、できれば月が小さい時期や新月に近い時期を選ぶと、より鮮明に観察できます。

 

参考)黄道十二星座 誕生星座は今日からおひつじ座に - ウェザーニ…

観測の際は、まずおうし座のすばるを目印に探すのが最も確実な方法です。すばるは非常に特徴的な星の集まりなので、初心者でも容易に見つけることができます。すばるを見つけたら、そこから西方向へ視線を移していくと、オレンジ色に輝くハマルが目に入るはずです。双眼鏡を使えば、ハマルの美しいオレンジ色をより鮮明に観察することができます。

 

参考)「おひつじ座」の見つけ方や誰かに教えたくなる星の話 - 星座…

ハマルにまつわる神話と由来

ハマルが属するおひつじ座には、ギリシャ神話に登場する黄金の羊の物語が深く関わっています。この羊は神々の使いとして遣わされた特別な存在で、金色に輝く毛並みを持っていました。神話によると、テッサリアの王アタマスと雲の女神ネペレの子供たち、王子フリクソス(プリクソス)と王女ヘレは、父の後妻イノから命を狙われていました。

 

参考)おひつじ座の由来って?ギリシャ神話の「黄金の毛の羊」の話

危機に瀕した兄妹を救うため、神々は黄金の羊を遣わしました。この羊は空を飛ぶ能力を持ち、兄妹を背に乗せて逃避行を始めます。しかし、途中で妹のヘレは海に落ちてしまい、その場所は後に「ヘレスポント海峡」(現在のダーダネルス海峡)と呼ばれるようになりました。

 

参考)おひつじ座|星や月|大日本図書

無事にコルキスの地までたどり着いたフリクソスは、命を救ってくれた黄金の羊を感謝の印として神々に捧げ、その毛皮を当地の王アイエテスに贈りました。この黄金の羊毛は後に、英雄イアソンが率いるアルゴナウタイの冒険譚に登場する秘宝となります。神々は兄妹を救った黄金の羊の功績を讃え、その姿を星座として夜空に上げました。これがおひつじ座の由来とされています。

 

参考)ギリシャ神話にみる「おひつじ座」の由来

ハマルの恒星としての科学的特性

ハマルは恒星としての興味深い特性を複数持っています。地球からの距離は65.9光年から66光年とされ、1光年が約9兆5千億キロメートルであることを考えると、ハマルまでの距離は約625兆キロメートルにも及びます。つまり、私たちが今見ているハマルの光は、約66年前に放たれた光ということになります。

 

参考)さんいんきらめく星 夜空の奥行き 光は月まで1.3秒、ハマル…

ハマルの色はオレンジ色で、これは恒星の表面温度が太陽よりもやや低いことを示しています。恒星の色は表面温度と密接に関係しており、青白い星ほど高温で、赤やオレンジの星ほど低温です。ハマルのオレンジ色は、親しみやすく温かみのある印象を与えます。

2011年には、ハマルの周りを公転する太陽系外惑星が発見されました。この惑星は軌道長半径が1.2天文単位(地球と太陽の距離の1.2倍)、軌道離心率が0.25±0.03で、約380.8日の周期で主星を公転しています。質量は木星の1.8±0.2倍とされ、ガス惑星である可能性が高いと考えられています。この発見により、ハマルは単独の恒星ではなく、惑星系を持つ恒星であることが明らかになりました。

 

参考)おひつじ座 - Wikipedia

ハマルと占星術における独自の解釈

占星術の世界では、ハマルは独立心と強い意志を象徴する恒星として解釈されています。おひつじ座の角のように突き進む力を持ち、「切り拓く意志」を表す星とされています。この星は押しの強い行動力を示し、人々を先導する役割や、意志と決断の強さを与えると考えられています。

 

参考)Hamal(ハマル) |あかね弥生/潜在意識セラピスト

恒星パランという占星術の技法では、生まれた日の日の出や日没のときに太陽と共に昇った、または沈んだ恒星を読み解きます。ハマルが日没のときに太陽と共に沈む「ヒライアカル・セッティング・スター」として現れた場合、パワフルに猪突猛進する性質が強調されるとされています。

 

参考)https://ameblo.jp/akita51/entry-12644811437.html

ハマルの影響を受けた人は、集中して指示する能力に優れる一方で、妥協することが難しい傾向があるとも言われています。徹底して自分の道を探究するため、周囲との摩擦は避けられないものの、勇敢に未到の地に飛び込む勇気を持つとされます。矢印のように方向性を持ち、強い独立心で自らの道を切り開いていく―これがハマルの占星術的解釈の核心です。

 

参考)https://ameblo.jp/managic/entry-12870762531.html

ホロスコープにおいてハマルが重要な位置に配置されている場合、その人は「もう誰かに合わせる時期を終えた」というメッセージを受け取っているとも解釈されます。感情の激しさと短期的なエネルギーの爆発、そして分離と孤高を通して生まれる魂の成長が、ハマルの持つスピリチュアルなテーマとなっています。

 

 


【あなたもハマルかも】 れんこん天チップス 瀬戸内レモン味 50g×3袋セット まとめ買い おつまみ お菓子