ヴァレフォル悪魔の特徴と能力登場する物語と召喚方法

ソロモン72柱の悪魔ヴァレフォルは、ロバの頭を持つライオンの姿で現れ、盗みを誘惑する特異な能力を持つ。その正体と登場作品、そして知られざる危険性とは?

ヴァレフォル悪魔の特徴と能力

この記事で分かること
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ヴァレフォルの外見的特徴

ロバの頭を持つライオンの姿で現れる、序列6番の地獄の公爵

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特殊な能力と危険性

盗みへの誘惑、泥棒との和解、そして召喚者を裏切る二面性

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様々な作品での登場

ファイナルファンタジー、メギド72など人気ゲーム作品に登場

ヴァレフォルの姿と階級

 

ヴァレフォルは、ソロモン72柱の悪魔の中で序列6番に位置する地獄の公爵です。その姿は非常に特徴的で、ロバの頭を持つライオンの体という奇妙な組み合わせで召喚者の前に現れます。文献によっては「荒れ狂う人間の頭を持った獅子」として描かれることもあり、その外見だけでも恐ろしさを感じさせる存在です。

 

グリモワール『ゴエティア』によると、ヴァレフォルは10の軍団を率いる強力な悪魔とされています。また、別の文献『地獄の辞典』(コラン・ド・プランシー著)では、天使の姿もしくはライオンの頭、ガチョウの脚、ウサギの尻尾を持った姿で現れるという記述もあり、その姿には複数のバリエーションが存在します。興味深いことに、ヴァレフォルは元々天使であったとされており、堕天した後に悪魔となった存在です。

 

ヴァレフォルという名前には表記のゆれがあり、ヴァラファール、マレファル、ヴァルファーレなど様々な呼び方が存在します。この名前の多様性は、長い歴史の中で様々な文化圏で語り継がれてきた証でもあります。

 

ヴァレフォルの能力と盗賊との関係

ヴァレフォルの最も特徴的な能力は、盗賊に関連した力です。この悪魔は召喚された人間に対して「盗みを働くように仕向ける」という誘惑を行います。単に盗みの技術を教えるのではなく、人々の心に入り込んで盗みへの欲望を植え付けるという、より巧妙で危険な能力を持っています。

 

一方で、ヴァレフォルは泥棒と召喚者を和解させる能力も持っています。盗まれた物を取り戻したい時や、盗賊との交渉が必要な場合に、ヴァレフォルの力を借りることができるとされています。この相反する能力は、ヴァレフォルが盗賊の世界に精通していることを示しています。

 

また、『ラッド博士のゴエティア』によると、ヴァレフォルに対抗する特別な方法も記されており、この悪魔を扱う際には十分な注意が必要であることが示唆されています。召喚には複雑な儀式と魔法陣が必要であり、契約に基づいて術者に仕えるとされていますが、その本質には常に危険が潜んでいます。

 

ヴァレフォルが登場する物語とゲーム作品

ヴァレフォルは現代の様々なエンターテインメント作品に登場しています。特にゲーム作品では、その特異な設定が活かされた形で描かれています。

 

ファイナルファンタジーシリーズでは、ヴァレフォルをモチーフにした召喚獣「ヴァルファーレ」が登場します。FF10では最初に入手できる召喚獣として登場し、飛行能力を持ち「ソニックウイング」という特殊攻撃で敵にディレイ効果を与えます。オーバードライブ技「シューティング・レイ」は敵全体に無属性魔法攻撃を行う強力な技です。FF3などの他シリーズでも「バルフレー」という名前でモンスターとして登場しています。
メギド72というスマートフォンゲームでは、ソロモン72柱の悪魔をテーマにしたストーリーが展開されており、ヴァレフォルもキャラクターとして登場します。このゲームは2017年にDeNAによってサービスが開始され、天使・人間・悪魔が織りなす世界観の中で物語が進行します。
真・女神転生シリーズなどのアトラスのゲーム作品でも、ソロモン72柱の悪魔は頻繁に登場するモチーフであり、ヴァレフォルもその一員として様々な形で描かれています。
その他、ライトノベルやTRPG、ソーシャルゲームなど、多くの作品でヴァレフォルの名前や設定が使用されており、現代のポップカルチャーにおいても存在感を示しています。

 

ヴァレフォルの召喚方法と契約の危険性

グリモワール『レメゲトン』(ソロモンの小さな鍵)の第一部『ゴエティア』には、ヴァレフォルを含む72柱の悪魔の召喚方法が詳細に記されています。ゴエティアとは、古代ギリシア=ローマにおける「呪術」「妖術」を指す言葉のラテン語形で、ルネサンス期には悪霊の力を借りる儀式魔術とほぼ同義でした。

 

悪魔の召喚には複雑な儀式と専用の魔法陣が必要とされます。召喚者はまず魔法円を正確に描き、適切なタイミングで呪文を唱え、悪魔と契約を結ぶ必要があります。契約に基づいて悪魔は術者に仕えるとされていますが、その過程には多くの危険が伴います。

 

ヴァレフォルの場合、特に注意すべきは「忠実に仕える顔をして、裏切りを仕込む悪魔」という性質です。表面上は召喚者に従順に見えても、内心では召喚者を盗みへと誘惑し、破滅へと導こうとする二面性を持っています。最も巧妙な盗みは「心に入り込むことから始まる」とされ、召喚者自身が気づかないうちに悪魔の影響を受けてしまう危険性があります。

 

伝説によると、ソロモン王は72柱の悪魔を真鍮の壺に封印し、バビロンの穴と呼ばれる深い湖の底に沈めたとされています。これは、悪魔たちが強制的に労働させられたことへの怒りを恐れたためであり、たとえソロモン王ほどの知恵を持った者でも、悪魔の扱いには細心の注意を払っていたことが分かります。

 

ヴァレフォルと他の悪魔の関係性

ソロモン72柱の悪魔には明確な序列と階級が存在します。ヴァレフォルは序列6番という比較的上位に位置し、公爵(デューク)という爵位を持っています。10の軍団を率いるとされており、悪魔の階層においてそれなりの権力を持つ存在です。

 

ただし、序列の数字は必ずしも強さや権力の順位を示すものではなく、『レメゲトン』における記述の順番を表しているという説もあります。実際の悪魔の階級は、率いる軍団の数や爵位によって判断されることが多く、例えばマルファスは40の軍団を率いる大公爵、ウァプラは36の軍団を率いる公爵など、それぞれが異なる規模の勢力を持っています。

 

『レメゲトン』には全5部があり、第1部の『ゴエティア』が悪魔について、第2部の『テウルギア・ゴエティア』が悪魔と天空の精霊について、第3部の『アルス・パウリナ』が善なる精霊についてなど、様々な霊的存在の使役法が記されています。ヴァレフォルは第1部に登場する純粋な悪魔として分類されています。

 

占いやソロモンの悪魔に興味がある人にとって、ヴァレフォルは盗賊との関連性という独特の能力を持つ点で非常に興味深い存在です。しかし同時に、その誘惑の力と裏切りの性質は、決して軽視できない危険性を持っています。

 

ウァレフォルの詳細な歴史的背景についてはWikipediaの記事も参考になります
レメゲトン(ソロモンの小さな鍵)全体の構成と内容について知りたい方はこちら

 

 


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