レラジェ悪魔の特徴と能力、登場する物語とソロモン72柱の序列

ソロモン72柱の悪魔の一柱レラジェは、緑の衣をまとう狩人の姿で召喚され、独特の能力を持つ存在です。彼はどのような特徴を持ち、現代の物語にどう登場しているのでしょうか?

レラジェ悪魔の特徴と能力

レラジェの基本情報
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序列と位階

ソロモン72柱の第14位、大公爵の地位にあり30の軍団を統率する

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外見の特徴

緑の狩人服をまとい、弓矢を携えた凛々しい戦士の姿で現れる

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固有能力

矢による傷を化膿させる能力と争いを引き起こす力を持つ

レラジェの位階と序列、統率する軍団

 

レラジェ(Leraje、Leraie、Lerayなどの別名も存在)は、17世紀から伝わるグリモワール『ゴエティア』に記されたソロモン72柱の悪魔の一柱です。彼はソロモン王が封印した72体の悪魔の中で第14位の序列に位置づけられており、「大公爵(Great Duke)」という高位の爵位を持っています。この地位は単なる称号ではなく、地獄の階級制度における実質的な権力を示すものとされています。

 

 

参考)レラジェ - Wikipedia

レラジェは30の軍団を指揮する力を持ち、その軍勢を率いる将としての側面も持ち合わせています。興味深いことに、一部の資料では第8位の悪魔バルバトスの弟子にあたるとされており、師弟関係を持つ悪魔として知られています。バルバトスが軍団の先頭に立って敵軍に攻め込むイメージと重なる部分があり、レラジェもまた戦闘における戦術的な能力を備えた存在として描かれています。

 

 

参考)レラジェ/Leraje

『ゴエティア』は『レメゲトン(ソロモンの小さな鍵)』の第一部であり、古代イスラエルの王ソロモンに由来するとされる魔法書です。この文献には72柱の悪魔それぞれの特徴や召喚方法、能力などが詳細に記されていますが、中には名前以外の正確な姿や性格が伝えられていない悪魔も存在します。しかしレラジェについては比較的明確な描写が残されており、後世の創作作品にも影響を与えています。

 

レラジェの外見と召喚時の姿

レラジェは召喚者の前に、緑色の狩人服をまとった弓使いの姿で現れるとされています。この緑色の服は自然や森林を象徴しており、彼の弓術の達人としての性質を示す重要な要素です。狩人という職業は、中世ヨーロッパにおいて森の知識と技術を持つ特別な存在であり、レラジェの外見はその専門性を視覚的に表現しています。

 

 

参考)https://izfact.net/solomon/14_Leraje.html

彼は弓と矢筒を携えており、鋭利な矢を持つことで的を外さない正確な射撃ができると言われています。この武装は単なる装飾ではなく、彼の固有能力と直接結びついた重要なアイテムです。また、凛々しく整った容姿を持ち、その威厳に満ちた佇まいは戦士の象徴でもあると記述されています。

 

 

参考)レラージュ - マギ元ネタwiki - atwiki(アット…

一部の創作作品では、レラジェがロビンフッドのように青緑色の衣をまとう姿や、黄金の装飾具を身に纏い、その装飾具から弓矢を生成する姿として描かれることもあります。これらの描写は原典の基本的な特徴を踏襲しつつ、現代的な解釈を加えたものといえるでしょう。緑の衣と弓矢という組み合わせは、レラジェを識別する最も重要な視覚的特徴として広く認識されています。

 

 

参考)【悪魔】レライエ(レライカ)とは?

レラジェ悪魔が持つ固有能力の詳細

レラジェの最も特徴的な能力は、矢によってできた傷口を化膿させる力です。これは狩人としての彼の本質を表す能力であり、単に物理的なダメージを与えるだけでなく、傷を悪化させて長期的な苦痛をもたらすという点で独特です。この能力は「地味だけど嫌な能力」と評されることもありますが、戦闘において敵を無力化する実用的な力といえます。

 

youtube​
参考)ソロモン72柱の悪魔 地獄の狩人レライエについて分かりやすく…

興味深いことに、レラジェは傷を化膿させるだけでなく、逆に治癒する能力も持つとされています。ある資料には「射手による傷に限り、敵の傷を化膿させることも逆に癒すこともできる能力をもつ」と記されており、両面性を持った力の持ち主であることがわかります。この治癒能力は、彼が単なる破壊者ではなく、バランスを保つ存在であることを示唆しています。

 


もう一つの重要な能力として、戦いや論争を引き起こす力があります。これは心理的な影響力であり、人々の間に対立や争いの種を蒔くことができるとされています。この能力は物理的な攻撃とは異なる次元での影響力を示しており、レラジェが多面的な力を持つ悪魔であることを物語っています。召喚者はこれらの能力を目的に応じて使い分けることができるとされ、戦闘だけでなく政治的な駆け引きにも応用可能な汎用性の高い悪魔として位置づけられています。

 

レラジェが登場する現代の物語と作品

レラジェは現代の様々な創作作品に登場しており、特に漫画『マギ』では重要な役割を果たしています。『マギ』の世界では、レラジェはジン(精霊)の一体として描かれ、第14迷宮のジンという設定になっています。作中では練紅覇(れんこうは)というキャラクターが持つ大剣「如意練刀」に宿っており、魔装すると大鎌となり、背中には針の羽が生え、羽衣を纏った姿になります。

 

 

参考)https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%A7

この作品におけるレラジェの能力は「巨大化」とされており、原典の弓と矢の能力とは異なる解釈が加えられています。『マギ』では多くのソロモン72柱の悪魔がジンとして再解釈されており、レラジェもその一つとして独自のキャラクター性を与えられています。ピクシブ百科事典では、レラジェのタグは『マギ』の登場キャラクターとして使われることが多いとされており、現代における認知度の高さを示しています。

 

 

参考)漫画『マギ』の金属器使いとジンの能力一覧【ネタバレ注意】

また、スマートフォンゲーム『メギド72』にもレラジェが登場しています。このゲームではレラジェは獣系の敵へのダメージが2倍になる特効能力を持ち、トップクラスの攻撃力を誇るキャラクターとして実装されています。最大5.5倍を超えるダメージと即死効果を持つ奥義が強力で、プレイヤーから高い評価を得ています。『メギド72』では部活衣装などのオリジナルデザインも提供されており、現代的なキャラクターとしての魅力が追加されています。

 

 

参考)デザイナーだより vol.76|『メギド72』運営ブログ

レラジェと他のソロモン悪魔との関係性

レラジェと他のソロモン72柱の悪魔との関係において、最も注目すべきは第8位の悪魔バルバトスとの師弟関係です。バルバトスは病気をもたらしたり治癒する能力、機械工学に関する知識を授ける能力、人間を変身させる能力を持つ実用的な悪魔とされています。レラジェがバルバトスの弟子であるという記述は、彼の能力の一部がバルバトスから継承されたものである可能性を示唆しています。

 

 

参考)https://ameblo.jp/f-oka96/entry-12490905643.html
youtube​
特に、レラジェの「傷を化膿させる能力」と「治癒する能力」の両面性は、バルバトスの「病気をもたらす能力」と「治癒する能力」との類似性が見られます。これは師から弟子へと受け継がれた力の系譜を表している可能性があり、ソロモン72柱の中にも師弟や上下関係が存在することを示す興味深い事例です。創作作品『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』では、この師弟関係を踏まえてバルバトスとレラージェ(レラジェ)の機体が設定されています。

 

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ソロモン72柱全体を見渡すと、それぞれの悪魔が独自の爵位、序列、能力を持ちながら、互いに関連性を持つ複雑な体系を形成しています。レラジェの第14位という序列は中位に位置しますが、大公爵という高位の爵位と30の軍団を統率する力は、彼が決して軽視できない存在であることを示しています。これらの悪魔は古代から中世にかけての人々の世界観や価値観を反映した存在であり、それぞれが人間の欲望、恐れ、願望を象徴的に表現しています。レラジェの狩人という姿と戦闘・論争に関わる能力は、人間社会における対立と競争の本質を体現したものといえるでしょう。

 

 

参考)ソロモン72柱の悪魔完全一覧|ゴエティアに記された魔神たちの…

 

 


バディファイトDDD(トリプルディー) 魔の森の狩人 レラジェ/放て!必殺竜/シングルカード/D-BT01/0097