三隣亡の日に引越しをすると、近隣3軒に火災の災いが及ぶと信じて引越しを延期したら、割増料金で3万円以上の損をしていた人がいます。
2026年1月の三隣亡は、1月4日(日)・1月8日(木)・1月20日(火)の合計3日間です。それぞれの六曜を確認すると、1月4日は「友引」、1月8日は「赤口」、1月20日は「先勝」となっています。
三隣亡は毎月の特定の十二支の日と節月の組み合わせで決まります。1月(正月節)は「亥の日」が三隣亡に該当し、これが月に2〜3回巡ってくる仕組みです。年間で見ると、三隣亡は約30日前後あることになります。東京ドームのグラウンドを1か月として計算すると、そのうち約3試合分の日数が毎月"凶日"と呼ばれていることになるイメージです。
| 日付 | 曜日 | 六曜 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1月4日 | 日曜日 | 友引 | 祝い事に向くとされる友引と重複 |
| 1月8日 | 木曜日 | 赤口 | 赤口も凶日寄り。建築面では特に注意 |
| 1月20日 | 火曜日 | 先勝 | 午前中吉とされるが三隣亡との兼ね合いに注意 |
特に気をつけたいのは「友引」と三隣亡が重なる1月4日です。友引は「祝い事に良い日」というイメージを持つ方が多く、地鎮祭や引越しに選びたくなりますが、三隣亡と重なる場合は建築関連の行事は避けるのが無難とされています。つまり三隣亡が条件です。
1月のなかで三隣亡に当たらない日を探したい場合は、残りの日付の中から大安・友引・先勝を選び、さらに不成就日を除いた日を候補にすることが基本です。カレンダーアプリ「暦注カレンダー」などを使えば、三隣亡・不成就日・六曜を一括で確認できるので便利です。
参考:2026年1月の三隣亡の日付と六曜を一覧で確認できます。
三隣亡とは?2026年はいつ?してはいけないことは? – 日本の年中行事
「三隣亡(さんりんぼう)」は、建築に関することをすると三軒隣まで災いが及ぶとされる大凶日です。これは驚きですね。
ところが、江戸時代の文献を遡ると、この日はもともと「三輪宝(さんりんぼう)」と書かれており、「屋立てよし」「蔵立てよし」——つまり建築に最適な吉日だったことが確認されています。凶日どころか、むしろ積極的に選ばれていた日なのです。
現在最も有力な説として語られているのは、暦の制作者が「屋立てよし(良し)」を「屋立てあし(悪し)」と書き間違え、その誤りがそのまま全国に広まったというものです。「よ」と「あ」のわずか1文字の違いが、吉日をまるごと凶日に変えてしまったことになります。ある研究者はこれを「歴史上最大の誤記ミス」と評しています。
一方で、この「書き間違い説」に懐疑的な意見もあります。それまで吉日として定着していたものが、単純なミスだけで180度逆転することは考えにくいという立場です。何らかの政治的・宗教的な意図が背景にあった可能性も否定できず、現在も真の由来は不明のままです。
いずれにしても、三隣亡には科学的根拠がありません。特に現代の建築業界でも「完全に無視はできないが、気にしすぎない」というスタンスが一般的になってきています。
参考:三隣亡の由来や歴史的背景について詳しく解説されています。
三隣亡にやってはいけないことは?2025・2026のカレンダーも紹介 – リバブル
三隣亡は、建築に特化した凶日です。六曜の「仏滅」が「万事に凶」とされるのとは異なり、三隣亡は建築・住居・家庭基盤に関わる行動にピンポイントで影響があるとされています。以下の3点が特に重要です。
これらに加えて、「高いところに登ること」「贈り物をすること」「結婚式・入籍」を避けるべきとする解釈もあります。「家庭を築く」「大黒柱になる」という建築的な意味合いを持つ行為全般が対象になるからです。
注意したいのは、引越し業界の繁忙期です。1月〜3月にかけて引越し需要は年間でもトップクラスに高まります。この時期、三隣亡の日を避けようとすると、候補日が絞られ、引越し業者の予約が取りにくくなります。結果として、割増料金が発生し、通常より1〜3万円程度高くなるケースも珍しくありません。これは痛いですね。
引越し日を三隣亡以外で確保したい場合は、少なくとも2か月前から業者の予約を入れることをおすすめします。
参考:建築行事や引越しにおける三隣亡の影響と対策をわかりやすく解説しています。
2026年3月5日(木)は、三隣亡・大安・一粒万倍日がすべて重なるという、吉凶が入り乱れた日になっています。意外ですね。こういった「吉凶混在日」にどう対応すればいいのか、占い好きの方が特に悩むポイントです。
建築業界でのスタンスはおおむね明確で、「大安より三隣亡を優先して避ける」傾向にあります。
「建築においては『大安』ではなく、『三隣亡』を避ける傾向にあります。ついつい馴染み深い大安だけで日取りを決めがちですが…」(バカンス東海コラムより)
つまり大安なら問題ない、とは言えないのが建築関連の暦の難しさです。
一方、一粒万倍日については「始まりが万倍に増える」という意味を持つ吉日ですが、三隣亡と重なった場合は「建築に関する始まりは避ける」というのが現実的な考え方です。財布の新調や開業など、建築以外の用途では一粒万倍日のパワーをそのまま活用できます。
| 重なる暦 | 建築行事での扱い | その他の行事での扱い |
|---|---|---|
| 三隣亡+大安 | ❌ 建築は避けるべき | ⭕ 建築以外なら吉 |
| 三隣亡+一粒万倍日 | ❌ 建築の始まりは避ける | ⭕ 金運・開業などはOK |
| 三隣亡+不成就日 | ❌❌ 特に避けるべき | ❌ 何事も避けるべき |
複数の暦が重なる日の判断に迷ったときは、「何の行事か」でまず分類するのが基本です。建築・引越し・住居に関わることなら三隣亡を最優先で確認する、という覚え方がわかりやすいでしょう。
三隣亡・不成就日・仏滅・土用・八専……。建築にまつわる凶日は、年間を通じて驚くほど多く存在します。これが条件です。
たとえば2026年1月を例に見ると、三隣亡3日・不成就日が約4日・赤口が数日・仏滅が数日と重なり、これをすべて除外すると建築行事に「使える日」は月の約3分の1程度まで絞られることもあります。これは使えそうです。
ここで問題になるのが「凶日回避疲れ」とも言うべき状態です。すべての凶日を完璧に避けようとするほど候補日が少なくなり、以下のようなリスクが生まれます。
占いを参考にすること自体は意味のあることですが、「すべての凶日を避けなければ不吉」という思い込みが、実際の金銭的・時間的損失につながるケースは少なくありません。
専門家の多くが指摘するのは「優先順位をつける」ことの重要性です。たとえば「三隣亡だけは避ける。それ以外の凶日は気にしない」と決めておくだけで、スケジュールの選択肢が一気に広がります。また、建築会社の担当者に事前に「どの暦を気にしているか」を伝えておくことで、日程調整がスムーズになります。
占いは「安心するための道具」として使うのが理想です。振り回されると本末転倒になりかねません。
参考:建築に関する暦注全般と現代での活用方法について参考になります。
2026年の三隣亡を月ごとに把握しておくと、家づくりや引越しのスケジュールを立てるときに非常に役立ちます。1月以降の日程を一覧で確認しておきましょう。
| 月 | 三隣亡の日(2026年) | 主な六曜 |
|---|---|---|
| 1月 | 4日・8日・20日 | 友引・赤口・先勝 |
| 2月 | 1日・6日・18日 | 先勝・赤口・友引 |
| 3月 | 2日・5日・17日・29日 | 友引・大安・大安・赤口(一粒万倍日重複あり) |
| 4月 | 14日・26日 | 仏滅・赤口 |
| 5月 | 13日・25日 | 大安・赤口 |
| 6月 | 9日・21日 | 先負・大安 |
| 7月 | 3日・7日・19日・31日 | 大安・先負・大安・大安(一粒万倍日重複あり) |
三隣亡の日を自分で調べる方法は、節月と十二支の組み合わせを使います。1・4・7・10月は「亥の日」、2・5・8・11月は「寅の日」、3・6・9・12月は「午の日」が三隣亡に当たると覚えておけばOKです。
スマートフォンで調べる際は、「暦注カレンダー」「こよみ日和」「吉日・凶日カレンダー」などのアプリが三隣亡・六曜・一粒万倍日・不成就日を一括表示してくれるので便利です。使いたい日をアプリで確認する、という習慣をつけておくと毎月の日程管理が楽になります。
2026年に限らず、三隣亡は年間約30日前後存在します。1か月に換算すると2〜4日、つまりカレンダーを1週間眺めれば必ず1回は出てくるペースです。この頻度を知っておくだけで、「この日も三隣亡か」という冷静な目線が持てるようになります。
参考:2026年の三隣亡一覧を月別に確認できます。