夫婦生活何歳まで平均継続する期間統計年代

日本人夫婦の性生活は平均で何歳まで続くのか?年代別統計データや継続期間の実態、健康への影響を詳しく解説します。あなたの夫婦生活は平均と比べていかがでしょうか?

夫婦生活何歳まで平均継続する

夫婦生活の年代別継続状況
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平均終了年齢

男性52.9歳・女性50.6歳で夫婦生活がなくなる

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50代の実態

7割以上がセックスレス状態に

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70代の意外な事実

3割の夫婦が性生活を継続中

夫婦生活平均終了年齢と統計データ

日本性科学会セクシュアリティ研究会による調査では、夫婦生活が完全になくなる平均年齢は男性52.9歳、女性50.6歳という結果が出ています。この統計は多くの専門機関で引用されており、日本の夫婦における性生活の実態を示す重要なデータとなっています。
参考)【熟年セックス】何歳まで?熟年夫婦の夜の営みやいつまでも楽し…

 

また、2023年に実施された過去最大規模の調査では、20~50代既婚男女4,000人のうち68.2%がセックスレス傾向にあることが判明しました。このうち完全なセックスレス状態の夫婦は43.9%に上っており、現代日本の夫婦が抱える深刻な実態が浮き彫りになっています。
参考)https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000104522.html

 

街コンや婚活イベント主催企業「e-venz」の調査によると、50代で夫婦の営みがあると答えたのは93名に対し、なしと答えたのは250名でした。この結果からも、50代以降で夫婦生活を継続している夫婦は少数派であることがわかります。

夫婦生活年代別継続率の変化

年代別の夫婦生活継続率を詳しく見ると、顕著な減少傾向が確認できます。同居年数に関わらず「半年以上ない」と回答する夫婦が大多数を占めており、特に同居5年以上になると約4割の夫婦が半年以上性生活なしという状況になります。
参考)【夫婦の結婚年数別】SEXの満足度、どう変わる?子どもができ…

 

興味深いことに、どの年代でも「月2~3回」の頻度で性生活を行っている夫婦が約2割前後存在しています。これは年代を問わず、一定数の夫婦が活発な性生活を維持し続けていることを示しています。
年間の性交回数で見ると、40代では年間10~20回程度、50代では年間5~15回程度、60代以降では年間5回未満という統計があります。しかし個人差が非常に大きく、70代でも定期的に性生活を楽しんでいる夫婦も存在します。
参考)日本における性的頻度の実態❘ヒロクリニック

 

夫婦生活継続に影響するホルモンバランス

年齢と共に変化するホルモンバランスが、夫婦生活の継続に大きな影響を与えています。女性の場合、更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンの減少により、膣の乾燥や萎縮による性交痛、性欲の低下が生じることが多いです。
参考)更年期障害にセックスは効果あり?【女性向け】関係性や悩みを解…

 

一方で、閉経後に性欲が増す女性もいます。これは女性ホルモンの分泌が減少することで、相対的に男性ホルモンが増加することが原因とされています。このような身体の変化は個人差が大きく、一概に年齢だけで性欲の有無を判断することはできません。
参考)閉経は何歳くらいから?セックスライフや更年期との関係性につい…

 

男性においても、加齢に伴うテストステロンの減少により性欲が低下する傾向にありますが、女性ほど劇的な変化はありません。40代以降の男性でも、パートナーとの関係性や健康状態によって性生活への意欲は大きく変わることが研究で明らかになっています。
参考)更年期の悩み セックスレスに宋美玄先生がアドバイス - 日本…

 

高齢夫婦が語る夫婦生活の現実

70代の夫婦でも性欲があることが、当事者の体験談から明らかになっています。「70代でも性欲はある!」と語る男性は、「まだ性欲があります。しかし、妻はあまり理解していないようで、こちらからも言いだしにくい状況です」と率直な気持ちを語っています。
参考)「70代でも性欲はある」「妻が応じてくれない」中高年男性たち…

 

63歳男性の体験談では、「夜の営みは10日に1回くらいです。年齢を重ねてもお互いの肌が触れ合うスキンシップはすごく大切だと感じています」と、継続する工夫について語られています。この夫婦は映像作品を一緒に見て盛り上がるなど、新しい楽しみ方を見つけているといいます。
読売新聞の記事には、「私は、昭和14年生まれ、72歳です。週に一度は妻のあそこに入らないと落ち着きません、若い時もそれなりに良かったのですが、今の方が快感の奥の深さが有る様な気がします」という72歳男性の体験談が掲載されており、高齢でも性生活を楽しんでいる実例が報告されています。
参考)70歳台夫婦、女性にその気なし?

 

夫婦生活の健康効果とアンチエイジング作用

夫婦生活には、多くの健康効果があることが医学研究で明らかになっています。米国の研究では、週2回以上性生活を行う男性は、月1回未満の男性と比較して心臓病の発症が約45%も少ないことが判明しました。この効果は16年間の追跡調査により確認されており、信頼性の高いデータです。
参考)週2回以上で…中高年が知っておきたいセックスの健康効果|日刊…

 

免疫力への影響も注目されています。週1~2回の性生活を行っている人は、唾液中の免疫物質「グロブリンA」の量が最も多いことが判明しています。これは性生活が感染症への抵抗力を高める可能性を示唆しています。
セックスによって分泌される**オキシトシン(愛情ホルモン)**は、ストレス軽減や幸福感の向上に大きく寄与します。皮膚接触により分泌されるこのホルモンは、血圧を下げ、心拍数を安定させる効果があり、高齢夫婦にとって特に重要な健康効果をもたらします。
参考)夫婦生活60代のED対策と性生活の充実方法

 

イギリスの医師による10年以上の研究では、週3回以上の性生活を行う40~50代の男女は、見た目年齢が7歳若返るという驚くべき結果が報告されています。これは、セックスにより分泌される様々なホルモン(エストロゲン、テストステロン、DHEA、セロトニンなど)が細胞レベルでアンチエイジング効果をもたらすためです。
参考)セックスはアンチエイジングに効果的!若返り効果で魅力度アップ…