フラクタルサーキットは、 引き寄せの法則を加速する不思議なアイテムとして販売されています。
10年以上も市場で支持され続けているフラクタルサーキットは、科学とスピリチュアルを融合させた独自の回路と形態波動で、周囲にゼロ磁場を作り出すとされているんですね。
ゼロ磁場?なのこっちゃ?
詳しく見ていきましょう。
フラクタルサーキットは、逆方向に巻いた2つのコイル(ワイヤーを渦巻き状にしたもの)をチタンプレートでハンバーガーのようにサンドしたカードです。逆位相コイルというのだそうで、これでゼロ磁場というのを作り出すのだとか。
このデザインは宇宙のエネルギー生成原理と共鳴するとされ、エネルギーの集積と放射の幾何学的なパワーを生み出すと説明されています。
ゼロ磁場は勝手に作られた造語というわけではなく、長野県のパワースポット分杭峠がこのような場所で、結構有名なんですね。
日本三大パワースポットの一つだという長野県大鹿村の分杭峠に行ってきました。妻の人が数年前にTVで観て以来ずっと行きたがっていた場所です。ゼロ磁場という特殊エネルギーで体調回復等々という話は眉に唾をつけながら聞くところですが、コンパスの動きを見ると地磁気の乱れは本当にある? pic.twitter.com/AttLzXeK4o
— しまお (@shimaao) November 24, 2024
そして、フラクタルサーキットには以下のような効果があると書かれています。
本当だと思いますか?
私は、「本当かよ、うさんくさいなぁ…」と思いました。
現代科学で、フラクタルサーキットの効果を明確に証明することは難しいです。というか、証明できないでしょう。
このようなグッズのパワーは疑似科学と呼ばれています。科学のようで科学でないというわけですね。
しかし、あなたの心に良い影響を与える可能性は否定できません。
こういった運気アップアイテムの真の価値は、使用者の心理面を強化するという点にあるかもしれません。自信が持てない時期に、このようなアイテムを身につけることで、前向きな気持ちになれることは十分考えられます。
「これを持っているおかげで運がいいのかも」と思うだけで、効果があるんですね。
どういうことなんでしょう…?
少しでも自信を持って接すれば、仕事や恋愛といった対人関係でうまくいく確率がアップすることは十分考えられるんですね。
企業の面接でも、「自分は運が良い」と言っている人を採用する、というところがあるくらいです。
そういう「気のせい」って、案外馬鹿にできません。
薬にも「プラシーボ効果」っていうのがあって、効いている気がすると心の底から思ったら、実際に効果があるってことが、科学的にも証明されているんです。
ぶっちゃけると、フラクタルサーキットの説明を読んで「もしかしたら効果があるかも…」と思える人におすすめ。
たまたまの偶然とか、なんでもないことを「コレのおかげで運が良いのかも」「コレのおかげで最悪の状態にならずに済んだかも」と思えるなら、効果があるということです。
言い方悪いですが「根拠のない自信」が持てるんですね。
根拠のある自信はすぐに崩れますが、根拠がない自信は相手に謎の安心感というか安定した印象を与えるんです。
その結果、「うまくいった」経験をした人が相当数いるから、効果が証明されていないにもかかわらず、今も売れているのだと思います。
あとですね、ここがややこしいところなんですが…
「プラシーボで効果があるんだな」って心から納得できる人には効果がないです。
私は、フラクタルサーキットの構造の解説には【本当かよ」と思いましたが、10年売れ続けているというのを聞いて「科学では計測できない、何かしら効果があるのかもな…」と思ったので、効果が感じられるのでしょう。