超感覚一覧|種類と特徴からESP能力の開発方法まで詳しく解説

超感覚とは五感を超えた知覚能力のことで、テレパシーや透視など様々な種類があります。この記事では超感覚の一覧と特徴、能力開発の訓練方法、さらにHSPや共感覚との違いまで詳しく紹介していますが、あなたにも超感覚の才能が眠っているかもしれません。

超感覚一覧と主な種類

超感覚の主な種類と特徴
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テレパシー・透視・予知

五感を使わず情報を得る超感覚的知覚(ESP)の代表的な能力

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共感覚との違い

文字や音に色を感じる知覚現象とESP能力は別の概念

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訓練と開発方法

ESPカードや瞑想を使った能力開発のトレーニング技法

超感覚(ESP)の基本的な種類一覧

超感覚的知覚(ESP:Extrasensory Perception)は、視覚や聴覚など通常の五感や論理的推測を使わずに外界の情報を得る能力を指します。超心理学では、ESPは主に「テレパシー」「透視」「予知」の3つに分類されるのが一般的です。テレパシーは通常の感覚器官を経ずに他者の思考内容を感知する能力で、「念話」とも呼ばれます。透視(クレヤボヤンス)は物体の状態を五感を使わずに感知することで、遠隔地の対象を把握する「遠隔透視」や「千里眼」も含まれます。
参考)超感覚的知覚 - Wikipedia

 

予知(プレコグニション)は、現在の知識や経験則による推測ではなく、未来に起こる出来事を前もって知覚できる能力です。従来の定義では予知はESPに含まれていませんでしたが、新しい定義では「未来の透視」として分類されています。また、物品にまつわる過去の出来事を知る「サイコメトリー」も「過去の透視」としてESPの範疇に含めることができ、実際の透視実験では「将来視」や「過去視」が紛れ込むことが報告されています。
参考)超能力 - Wikipedia

 

超感覚とHSP(敏感な人)の違い

HSP(Highly Sensitive Person:ハイリー・センシティブ・パーソン)は生まれつき敏感で、周囲からの刺激を過度に受けやすい繊細な特性を持つ人のことです。光、音、におい、味覚などの五感が鋭く、場の雰囲気や他人の気分に敏感で、高い共感力を持つ傾向があります。HSPは約5人に1人の割合で存在し、脳の情報処理パターンの違いによる特性であり、病気ではありません
参考)【HSCの本】超感覚── 異常ではなく超敏感だから感じとれて…

 

HSPと超感覚(ESP)は異なる概念ですが、HSPの中には「超五感」と呼ばれる研ぎ澄まされた感覚を持つ人もいます。普通の人が聞こえない音を聞く「超聴覚」や、一般には見えないものが見える「超視覚」など、異常ではなく超敏感だからこそ感じ取れる能力です。HSPには共感覚(シネステジア)、マインズ・アイ、サヴァン症候群などの特殊な知覚現象を持つケースもありますが、すべてのHSPが超感覚を持つわけではありません。

超感覚の種類とサイドエフェクトの分類

漫画「ワールドトリガー」では超感覚を含む特殊能力を「サイドエフェクト」として分類しており、S~Cの4段階のランクが設定されています。Sランクは「超感覚」で、第六感や予知のような同じ人間の能力の延長線上では説明がつかない現象を指します。Aランクは「超技能」、Bランクは「特殊体質」と分類され、五感を介さずに情報を受け取れるかどうかが超感覚の判断基準とされています。
参考)サイドエフェクト - ワールドトリガー@wiki

 

この分類によると、迅の未来視は視覚というよりイメージを受け取る形式なので超感覚に該当し、千佳の敵感知も超感覚、気配を消す能力は超技能に分類されます。一方、影浦の能力が触覚を介して感情を感じ取るだけなら特殊体質ですが、五感を使わず危機全般を感知できるなら超感覚になります。このような段階的分類は、超感覚の多様性と複雑さを理解する上で参考になります。

超感覚と共感覚の違いと特徴

共感覚(Synesthesia:シネステジア)は、ある感覚の刺激によって別の知覚が無意識的に引き起こされる現象です。音楽を聴くことで色を感じたり、文字や数字が特定の色と関連付けられる「色字」、音に色を感じる「色聴」などがあり、150種類以上のパターンが確認されています。共感覚は生まれつきの知覚特性で、病気ではなく脳の処理方法の違いによるものです。
参考)共感覚・超感覚と使用占い師4名のご紹介

 

超感覚(ESP)は通常の五感を超えて情報を知覚する能力を指し、占いやスピリチュアルな領域で取り上げられることが多くあります。共感覚は感覚が交差する生得的な特性で、必ずしも霊的な意味合いは含まれませんが、超感覚は五感の範疇を超えた能力として区別されます。共感覚を持つ人は感覚が交差して情報を受け取るため、直感的に物事を感じ取る能力が高まるとされ、霊的なメッセージやエネルギーを色や音として体験することがあります。
共感覚には「プロジェクター」(軽度)と「アソシエイター」(重度)のレベルがあり、プロジェクターは実際に目で見て数字に色が見える程度ですが、アソシエイターは口の中で実際に味を感じるなど証明が困難な体験をします。共感覚保有者は女性に多く、脳内構造の複雑さが関係していると考えられています。共感覚と超能力が混ざり合うと、通常では説明できない独特な知覚体験が生じることもあります。
参考)【共感覚+超能力】混ざり合うと面白い事になる|メリカナデシコ

 

超感覚能力の開発とESPカードの活用方法

ESP能力は誰もが持って生まれた右脳の能力で、決して特別なものではありません。「おなかの中の子どもに愛情を送ったら応えるようにおなかを蹴った」「なぜかわからないけれど、こうなるような気がすると思っていたことが現実になった」という経験は、右脳のESP能力が発揮されている証拠です。日本には「虫の知らせ」という言葉があり、ESPは昔から多くの人々に認識されていた能力でもあります。
参考)https://ameblo.jp/shichida-blog/entry-12876766944.html

 

ESPカード(ゼナーカード)は、1930年代に心理学者カール・ゼナーとジョセフ・バンクス・ライン博士が考案した、丸、クロス(十字)、波、方形、スターの5種類のシンボルがデザインされたカードです。2人1組でトレーニングを行い、送り手がカードのシンボルをイメージして念として送り、受け手が受け取ったイメージを答えます。25回の試行で10回以上正解すると、統計学的にテレパシーの才能があると考えられます。
参考)テレパシー能力を鍛えるゲーム

 

ESP能力を高めるには、深い呼吸や瞑想によって「内的静寂」を育て、雑念を減らすことが重要です。思考のノイズを減らすことで、微細な意識の振動をキャッチする「受信機」が研ぎ澄まされていきます。また、相手の写真を見たり名前を静かに呼びかけたりして「思い浮かべる練習」をすることで、意識の同調が育ち、感情やイメージが浮かぶようになります。
参考)NASAで行われていたテレパシーを強化する訓練方法とは?超感…

 

超感覚の訓練方法と開発のコツ

超感覚の訓練では、「当たったかどうか」よりも何かを「感じた」(イメージできた)かどうかが重要です。外れても軽く流して、ゲーム感覚で気軽に楽しく取り組むことが成功の鍵になります。ESPあそびをする前には、プリレッスン(瞑想・呼吸・暗示)でリラックスし、右脳スイッチをオンにした状態で始めることが推奨されています。
参考)ESP遊びなんて怪しすぎ!?いいえ、右脳の「ひらめき・直感力…

 

サイコロを2つ使った念力訓練法「セブンス」も効果的な超能力開発方法です。サイコロには必ずそれぞれ出やすい目があるとされ、2つのサイコロを片手で持って振りながら投げる訓練を繰り返します。この方法はESPカード開発法よりも簡単にできる場合があり、普通のサイコロがあれば始められます。
参考)超能力開発の訓練方法とは?やったらとんでもないことが起こった…

 

意識的に情報を送る「脳雲直結技法」では、ただ考えるのではなく「この情報を相手に届けよう」と明確な意図を持って思考することで、意識の波が凝縮され伝達の精度が高まります。透視能力のトレーニングでは、iPhone用のESP Training アプリなどを活用し、透視の成功結果を自動集計してグラフ化することで、自分の能力レベルを客観的に把握できます。ただし、トレーニングの効果には個人差があり、能力の開眼を保証するものではありません。
参考)https://www.silverstar.co.jp/02products/iphone_esp/

 

超感覚の日常的な現れ方と実用性

超感覚は日常生活の中でも経験されることがあり、予知やテレパシーなどのESP経験が研究されています。1990年にプリンストン宗教研究センターが行った調査では、アメリカ人の約半数が何らかの超感覚的知覚の存在を信じているとされました。超感覚現象については古来から数多くの記録があり、六神通(サンスクリット:abhijñā、パーリ語:abhiññā)などにもそのような能力が含められており、修行で能力を得た人がいるとする文書が残されています。
参考)ESP(イーエスピー)とは? 意味や使い方 - コトバンク

 

超感覚は感知者の心理・生理的条件により微妙に影響を受け、感受器官は不明であり、対象と知覚者の間の空間的および時間的距離との関係もまだ明らかではありません。ESPには「ずれの効果」「位置効果」「サイミッシング」などの「二次効果」と呼ばれる性質があることが確認されています。
超能力スパイを養成するアメリカの「スターゲイト計画」では、遠隔透視(リモート・ビューイング)の研究が政府主導で行われていましたが、1995年にCIAにより計画の打ち切りが発表されました。このように超感覚は学問的研究の対象となってきましたが、現代の認知神経科学では証明できない人間の能力として、超心理学の研究分野で扱われています。霊媒や超能力者によくみられる能力であり、素質的要因が強いものの、訓練によって能力を高めることも可能とされています。
参考)夢ナビ講義