参拝後に焼き鳥を食べても、金運は上がりません。
弁財天は七福神のなかで唯一の女神です。琵琶を手にしたその姿は、音楽・芸能・知恵・財運を司る神様として古くから信仰されてきました。占いや運気に興味を持つ方なら、「弁財天=金運の神」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
実は、尼崎にも弁財天ゆかりのスポットがあります。
兵庫県尼崎市神田中通3丁目にある「尼崎えびす神社」(正式名称:籠神社)は、醍醐天皇時代以前の創建と伝わる歴史ある神社です。境内には本殿のほか、末社として「金山彦大神(かなやまひこのおおかみ)」が祀られており、金属・鉱山の神として「金運上昇」のご利益があるとされています。「金属→お金」という連想から、金運を高める神として参拝者に人気があります。
さらに、えびす神社から徒歩わずか数十メートルの場所に、「炭火焼鳥 弁財天」というお店が存在します。偶然ではない、この「弁財天」というお店の屋号は、実際にえびす神社の太田垣宮司が揮毫(きごう)したもの。神社の名前が冠されたお店です。
境内には「月像石(つきいし)」という奇石もあり、1969年(昭和44年)7月20日にアポロ11号が月面着陸した記念すべき日に和歌山県で発見されたもので、翌年に神社へ納められました。この石を撫でると「ツキが出る」と言われています。大きさは幅33cm・高さ26cm・重さ42kgで、ちょうど小学生が持てないほどの重さです。
また境内には「なでえびす(しあわせえびす)」という石像もあり、えびす様のお体を撫でたあと自分の体を撫でることで、願いが叶う兆しを確認できるとされています。商売繁盛・金運向上・縁結びなど、複数のご利益を一度に受けられる尼崎屈指のパワースポットです。
尼崎えびす神社の公式サイトでは、各祭神のご利益や境内の案内を詳しく確認できます。
尼崎えびす神社 公式サイト – 神社紹介ページ(境内の詳細・各祭神のご利益)
「弁財天」という屋号を持つ炭火焼鳥店は、尼崎えびす神社のすぐ隣(住所:兵庫県尼崎市神田中通3-66)に位置しています。「焼き鳥屋なんてどこも同じでしょ」と思っている方、それは大きな思い違いかもしれません。
まず1つ目の違いは、使用する鶏肉へのこだわりです。
同店が使用する「播州百日どり」は、兵庫県多可郡を原産地とする銘柄鶏で、一般的な若鶏が40〜50日で出荷されるのに対し、その名の通り約100日間じっくりと育てられます。鶏肉に含まれる旨味成分「イノシン酸」(鰹節にも多く含まれる旨味成分)がピークに達する100日というタイミングに合わせて出荷されるため、甘みと深いコクが際立つのが特徴です。一般的な若鶏と比べて飼育期間がおよそ2倍。それだけ旨味が凝縮されているということです。
2つ目の違いは、炭の選定です。
同店では和歌山県産の「紀州備長炭」を使用しています。紀州備長炭はガス火の約4倍もの遠赤外線を放射し、食材の表面を素早く焼き固めながら内部の旨味と水分を逃しません。ガス火で160gの肉を焼いた場合の目減りはマイナス22.4gであるのに対し、備長炭ではマイナス11.7g。つまり炭火のほうが約10g分、肉汁をしっかり閉じ込められます。外はパリッ、中はジューシーな仕上がりになるのは科学的な根拠があります。
3つ目の違いは、提供スタイルです。
炭火焼鳥 弁財天では、串を一本ずつ提供し、その部位や味付けの説明を丁寧に行います。これは単なるサービスではなく、「最高の状態で食べてほしい」という店主の思いから来ています。「ねぎみ」では、ねぎが鶏肉にはさみ込まれることで炭で焦げず、鶏の脂をたっぷり吸ったねぎの旨味も堪能できます。「せせり」(鶏の首肉)には自家製のポルチーニとニンニクのペッパーペイストが添えられ、部位ごとの個性を引き出す工夫が施されています。
メニューの「店主のおまかせ」は3本880円・5本1,320円・7本1,980円(公式サイト掲載価格)から選べ、コース(90分飲み放題付き)は5,500円から用意されています。カウンター8席・個室8名まで対応の小さなお店なので、必ず事前予約が必要です。
占い好きや神社仏閣が好きな方にとって、「お店の名前がどこからきているか」は気になるポイントでしょう。炭火焼鳥 弁財天の屋号は、単なるネーミングではありません。
お店の看板に書かれた「弁財天」という文字は、隣接する尼崎えびす神社の太田垣宮司が直接書いたものです。神社の宮司が文字を書いた看板を掲げるお店というのは、非常に珍しい存在といえます。これはいわば「神社公認のお店」に近い位置づけです。
弁財天は七福神のなかで財運・芸能・縁結びを司る唯一の女神。占い的な観点から見ると、「弁財天という名前のお店で食事をする」こと自体が、弁財天のエネルギーと繋がる縁起の良い行為とも解釈できます。
さらに興味深いのは、「弁財天」の姉妹店「Japanese Dining ゑびすダイニング」がすぐ隣(神田中通3-65)にあること。つまりこのエリアには、えびす神社・弁財天(焼き鳥)・ゑびすダイニングという「えびす×弁財天」の世界観が凝縮されています。七福神のうちのえびす様と弁財天、2柱が揃う神聖な通りとも言えるかもしれません。
七福神の弁財天については、以下のリンクで詳しく解説されています。
参拝と食事を組み合わせることで、開運効果を高める「ルーティン」として実践している方が増えています。ここでは、占い好きが実際に活用できる尼崎の開運コースを紹介します。
まず最初に向かうのは「尼崎えびす神社」です。阪神本線 尼崎駅から徒歩5分(約400m)の場所にあります。参拝の手順として、まず手水舎で手を清めてから本殿へ向かいましょう。本殿では二礼二拍手一礼の作法で参拝します。参拝が終わったら、月像石(つきいし)を静かに撫でてみてください。「ツキが出る」とされる奇石です。次に「なでえびす」の石像のお体を撫でたあと、自分の体も優しくさすりましょう。
えびす神社の受付時間はお守り授与が9:30〜16:30、御朱印が10:00〜12:00と13:00〜16:00。夕方の参拝だと間に合わないことがあるので注意が必要です。
参拝を終えたら、徒歩数秒の距離にある「炭火焼鳥 弁財天」へ。
同店の営業時間は月〜土の17:00〜23:00(L.O. 22:00)、定休日は毎週日曜日。電話番号は06-7777-5678。予約は必須と考えてください。カウンター8席・個室8名という小さなお店のため、当日飛び込みでは入れない可能性が高いです。
コースを頼む場合、〆の「釜飯」は注文から出来上がりまでに40分ほどかかります。食べたい場合は、入店直後に注文するのが基本です。
占い好きにおすすめの流れをまとめると次のようになります。
| ステップ | 内容 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| ① | 阪神尼崎駅に到着 | – |
| ② | えびす神社で参拝・月像石を撫でる | 約20〜30分 |
| ③ | お守り・御朱印を受け取る | 約10〜15分 |
| ④ | 炭火焼鳥「弁財天」で食事 | 約60〜90分 |
神社参拝後にすぐ食事ができる動線の良さも、このコースの大きなメリットです。
ホットペッパーグルメ – 炭火焼鳥 弁財天(予約・コース・メニュー確認に利用可)
占いやスピリチュアルに関心の高い方の間では、「参拝後の行動がその日の運気を左右する」という考え方があります。参拝後に食べるものにも意識を向けることで、開運効果をより高められるとされています。
ここで注意したいのが「参拝後の食事の質」です。
たとえば、参拝後にコンビニのお弁当で済ませる、ファストフードで急いで食べる、などの行動は、せっかく高めた気の流れを乱す可能性があるとスピリチュアル的には言われています。これは根拠のあることとは言えませんが、心理的な観点から見ると「特別な体験のあとにふさわしい食事を選ぶ」ことで、その日の気分や意識が整い、ポジティブな行動に繋がりやすくなるという側面はあります。
「弁財天」という名のお店で、えびす神社の宮司が書いた看板のもと、100日育てた鶏を紀州備長炭で焼き上げた串を一本ずつ丁寧にいただく。この体験は単なる「食事」ではなく、一種のセレモニー的な意味合いを持ちます。食事中の集中と感謝の気持ちが、開運意識をさらに深めるきっかけになるでしょう。
反対に、以下のような行動は避けたほうがよいとされています。
- 🙅 参拝後すぐにスマホでSNSを見続ける(集中力が分散される)
- 🙅 早食い・ながら食いで食事を済ませる(感謝や集中が欠ける)
- 🙅 大声で騒いだり乱暴な言葉を使う(神社近くでは特に注意)
「弁財天」の店内は和モダンの落ち着いた大人空間。カウンター越しに一本一本の串が出され、店主の説明を聞きながらゆっくり食べる。このスタイル自体が、参拝後の「内省と感謝」の時間として機能します。占いの結果を振り返ったり、今後の目標を静かに考えたりするのにも最適な場所です。
占い好きにとっての理想の参拝後の食事とは何か、その答えがこのお店にあるかもしれません。
七輪本舗コラム – 炭火料理がおいしい理由(紀州備長炭の遠赤外線効果と旨味の科学的根拠)