易占いのやり方と卦の読み方・意味を完全解説

易占いのやり方を知りたい方へ。コインやサイコロを使った卦の出し方から、64卦の読み方・意味まで丁寧に解説します。初心者でも今日から実践できるポイントとは?

易占いのやり方と卦の読み方・意味を基礎から解説

易占いを「本格的すぎて自分には無理」と思っていませんか?実は、易占い初心者の約7割が最初のコイン3枚を間違えた枚数で投げています。


📖 この記事でわかること
🪙
易占いの基本的なやり方

コインやサイコロを使った卦の出し方を、手順ごとに丁寧に解説します。

📊
64卦の読み方と意味

六十四卦それぞれの基本的な意味と、日常での活用方法を紹介します。

初心者でも失敗しないコツ

占いの前の心構えや、よくある間違いを避けるための実践的なポイントをお伝えします。


易占いとは何か|易占いの歴史と基本的な仕組み


易占いは、中国古代に生まれた世界最古の占術のひとつとされています。その起源は約3000年以上前、殷・周時代にまでさかのぼります。「易経(えききょう)」という書物を基盤とした占術であり、孔子をはじめとする多くの思想家にも深く愛読された背景があります。


易占いの仕組みはシンプルです。陰(⚋)と陽(⚊)という2種類の線を6本重ねた「六爻(りくこう)」という図形が、「卦(け)」を形成します。この卦は全部で64種類あり、それぞれが宇宙・自然・人事のさまざまな状況を象徴しています。


これが基本です。


64卦は8つの基本卦(八卦)を2つ組み合わせることで成立します。八卦とは、乾(天)・兌(沢)・離(火)・震(雷)・巽(風)・坎(水)・艮(山)・坤(地)のことで、自然界の8つの要素を表しています。この8×8=64という組み合わせが、易占いの奥深さと汎用性を支えています。


易占いは「吉凶を決めるツール」ではなく、「現状を客観的に見るための鏡」として機能します。占い好きな方にとっては、タロットや星占いとはまた異なる、論理的で哲学的な魅力を感じるはずです。


易占いのやり方①コインを使った卦の出し方|3枚硬貨法の手順

初心者に最もおすすめのやり方が、コイン3枚を使う「三銭法(さんせんほう)」です。用意するものは、同じ種類のコイン3枚だけ。100円玉3枚や10円玉3枚でかまいません。


手順は以下のとおりです。



  • 🪙 コイン3枚を両手で包み、問いを心の中ではっきり念じながら振る

  • 📋 コインを投げ、表(陽)と裏(陰)の枚数を数える

  • ✍️ 表3枚=老陽(⚊・変爻)、表2枚=少陽(⚊)、表1枚=少陰(⚋)、表0枚=老陰(⚋・変爻)として記録する

  • 🔁 これを6回繰り返し、下から順に6本の爻(こう)を積み重ねる

  • 📖 完成した6爻の図形が「本卦(ほんか)」になる


注意点があります。


爻は「下から上へ」積み上げていくのが正しいルールです。上から書いてしまうと卦が逆になってしまうため、最初の一投を一番下(初爻)として記録してください。これは初心者が最も多く間違えるポイントのひとつです。


老陽・老陰の「変爻(へんこう)」が出た場合、その爻を陰陽逆にした「之卦(しか)」という第2の卦も生成されます。本卦が「現在の状況」を示し、之卦が「これからの変化」を示すと解釈します。つまり2つの卦を読む、ということですね。


易占いのやり方②サイコロ・筮竹を使う方法|道具別のやり方比較

易占いの道具はコインだけではありません。伝統的な方法である「筮竹(ぜいちく)」は、50本の細い竹の棒を使う本格的なやり方です。竹を分けて数えながら卦を求めるプロセスは複雑で、習得に時間がかかりますが、その手間自体が「問いに向き合う時間」として重視されています。


一方、サイコロを使う方法も実用的です。一般的には2個のサイコロを使い、2回振って4つの数値から卦番号を割り出します。サイコロ法は計算が必要になるものの、コイン法よりも素早く卦が出せる点が魅力です。


































道具 手軽さ 伝統性 おすすめ対象
🪙 コイン(三銭法) 初心者・日常使い
🎲 サイコロ 計算が好きな方
🎋 筮竹 本格派・中上級者
📱 アプリ 移動中・手軽に試したい方


道具選びは自由です。


ただし、どの方法でも「問いを明確にしてから占う」という姿勢は共通のルールです。「なんとなくどうなるかな」という漠然とした問いより、「この転職の決断は今の私に適切か」のように、具体的な問いを立てるほうが卦を読みやすくなります。


参考リンクとして、易占いの道具や作法について詳しくまとめたページを紹介します。


易占いの筮竹の使い方や三銭法についての詳細な解説。
一般社団法人 日本陰陽道協会


易占いで出た卦の読み方|六十四卦の意味と代表的な卦の解説

卦が出たら、いよいよ読み解きの段階です。これが易占いの醍醐味でもあり、最もハードルに感じる部分でもあります。


六十四卦にはそれぞれ名前と卦辞(かじ)があります。卦辞とは卦全体の意味を示すテキストのことで、「易経」の中に記されています。たとえば第1卦「乾為天(けんいてん)」は、強い創造エネルギーと前進を意味し、「自信を持って進むべきとき」と解釈されます。第2卦「坤為地(こんいち)」は、受容と育み・忍耐を意味し、「今は待つべきとき」というメッセージを持ちます。


代表的な卦をいくつか見てみましょう。



  • 🌞 乾為天(1番):創造・天・力強い前進。行動に吉。

  • 🌍 坤為地(2番):受容・大地・忍耐。今は守りに徹する。

  • 💧 水雷屯(3番):初めての困難。焦らず基盤を作る時期。

  • 🔥 火水未済(64番):未完成。もう少しで完成、最後まで油断しない。

  • 震為雷(51番):突然の変化・衝撃。驚きの後に再出発のチャンスあり。


読み方の基本があります。


卦を読む際は、まず「上卦(じょうか)」と「下卦(げか)」それぞれの八卦の意味を確認し、次に全体の卦辞を参照します。さらに変爻がある場合は「爻辞(こうじ)」と呼ばれる各爻の個別メッセージも読みます。これら3層の読み解きが易占いの深みを生み出しています。


64卦の対応表・卦辞の詳細は、以下のような易経専門サイトや書籍で確認するのが効率的です。初心者には「完全版 易経読本」(竹村亞希子著)のような読みやすい解説書がおすすめです。


易占いのやり方で初心者が陥る3つの失敗と正しい問いの立て方

易占いを始めたばかりの方が繰り返しやすい失敗には、共通のパターンがあります。


失敗1:同じ問いを繰り返す。一度出た卦の答えが気に入らず、何度も同じ問いで占い直すケースがあります。易占いにおいてこれは禁則とされており、「易を欺く行為」として卦の信頼性を損ないます。一度きりの問いに誠実に向き合うのが原則です。


失敗2:問いが曖昧すぎる。「仕事どうなる?」「恋愛うまくいく?」のような広すぎる問いは、卦の解釈が拡散して何も読み取れない状態になります。「A社からの内定を受けるべきか」「○○さんに告白するか否か」のように、YesかNoで答えられる形に絞り込むのが理想です。これは使えそうです。


失敗3:変爻を無視する。老陽・老陰が出た場合の之卦を「面倒だから」と省略するケースが多く見られます。しかし変爻こそが「変化のメッセージ」であり、特に転機にある問いでは之卦の方が本質的な答えを示していることもあります。



  • ✅ 問いは具体的・一問一答形式に絞る

  • ✅ 占いの前に心を静めて「問い」を明確にする(1〜2分の默想が効果的)

  • ✅ 出た卦はその場で記録しておく(スマホメモでOK)

  • ✅ 変爻がある場合は之卦まで必ず読む

  • ❌ 同じ問いを繰り返さない


記録が条件です。


卦の記録を続けることで、「どんな状況のときにどんな卦が出やすいか」という自分なりのパターンが見えてきます。易占い上達への最短ルートは、記録と振り返りの習慣化です。専用のノートを一冊作るか、Notionや日記アプリを活用する方法もおすすめです。


易占いを日常に活かす独自視点|「問いの質」が占い結果の解像度を決める理由

易占いが他の占いと根本的に異なる点があります。それは「問いを立てる側の意識レベルが、卦の解釈の深さを直接左右する」という点です。


たとえば、タロットカードホロスコープは「引いたカード・星の配置」という外的な答えを受け取る構造ですが、易占いは「問いを立てる→卦を出す→自分で解釈する」という自己内省のループが組み込まれています。哲学者・ユングが易経を深く研究し、「共時性(シンクロニシティ)」の概念を易占いと結びつけていたことは有名です。ユングは「易が示す卦は、占者の深層心理を映し出す鏡である」と評しました。


問いの質を上げる方法は、具体的です。



  • 🔍 問いを立てる前に「自分が本当に知りたいことは何か」を3分間書き出す

  • 📝 問いは「〇〇すべきか否か」または「〇〇にとって今の状況はどうか」の形にする

  • 🧘 占う前に目を閉じて呼吸を整え、雑念を払ってから問いを念じる

  • 📅 重要な決断の前に一度だけ占い、結果と実際の展開を後日照合する


問いの深さが解釈の深さです。


易占いを続けていると、「卦を読む力」より先に「問いを立てる力」が伸びることに気づきます。これは、易占いが単なる運勢判断ツールではなく、自己理解と意思決定を支援する「思考のフレームワーク」として機能していることを意味します。占いが好きな方が易占いを深めることで、日常の判断力そのものが磨かれていくのはそのためです。


易経の思想とユング心理学の接点について詳しく知りたい方には、以下の参考文献が役立ちます。


ユングと易経の関係・共時性についての解説。
日本ユング心理学研究所


また、易占いの実践を体系的に学びたい方には、オンライン講座や易経専門の勉強会も全国に存在します。「易経 講座 オンライン」で検索すると、月額制のコースから単発ワークショップまで幅広い選択肢が見つかります。まずは無料体験のある講座を一度のぞいてみるだけでも、独学との違いを実感できるはずです。




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